餌や水をしっかりあげているのにも関わらずコオロギが減ってしまうのは飼育途中の死亡よりも「共食い」が原因です。
イエコオロギの共食いは死骸が残りにくく、共食いは餌をしっかり入れていた場合でもコオロギが脱皮する際に起こります。
自然界だとあまり起こりませんが、飼育ケースの中でコオロギ同士が触れ合う環境で飼育している場合に起こります。
コオロギ同士が接触しやすい環境(密集状態)にさらされることでストレスが発生するためであると考えられます。
そのため小さいサイズのコオロギの場合は大きくなるため脱皮の回数が多いことから共食いの機会が増えます。
この対策として、餌や水を与えることはもちろんですがケースを広くすることや、
隠れ家となるシェルターを多めに入れることなどの飼育環境の改善をお勧めします。
特にシェルターを入れることでコオロギが生活する場所が増えるほかにもコオロギから出る糞尿を吸い取り衛生環境を整える役割もあります。